産後はバリバリ働いていたはずなのに、復職してからというもの、全然仕事ができなくなってしまった…そんな風に感じること、ありませんか?
マミーブレインという言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
「マミーブレイン」は医学用語ではなく、きちんとした定義があるわけではありませんが、一般的には産後の女性にみられる、おもに脳の働きからくると考えられる変調を指して使われることが多い言葉です。
出産した女性全員に起こるというわけではありませんが、具体的には、産後に「記憶力の低下」や「集中力の欠如」「ぼんやりすることが多くなる」などといった変化を感じる人が多いようです。
出典:マイナビ子育て(https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/16929)
産後の症状として、記憶力の低下等が出ている場合もあるということですね。
とはいっても、出産後復職してからある程度時間が経ってもなお、『なんで私、こんなに仕事ができないんだろう…もはや、マミーブレインといえないんじゃない…?』そんな風に悩んでいる方もいらっしゃると思います。
本記事では、筆者の実体験をもとに、産後私が仕事ができなくなった原因と、その対処方法について、まとめていきます。
同じ悩みを抱えている方に、少しでも参考になれば幸いです。
ワーママになってから仕事ができない!原因と対応方法
産後は限られた勤務時間の中で仕事を完了させる必要があるが、それができなかった
私が産後、仕事がうまく進められなくなった一番大きな原因は、これです。
自分のペースで業務を進め、納得いくまで残業する。産前は、そんな働き方ができていました。
産後は違いますよね。保育園の送り迎え等で勤務時間が限定されている中で、業務を進める必要があります。
納得いくまで力を注いでプレゼンする同僚と、限られた時間の中で(7割くらいの出来かな…でももう時間ない!と)プレゼンするあなた。そりゃ、同僚の方が、高クオリティな可能性は高いですよね…
では、この環境で業務をできるだけ効率的かつ確かなクオリティで進めるため、どのように工夫したかをご紹介します。
ToDoリストの作成
すでに実施済みの方も多いかもしれませんが、まずはこれです。
やらないといけないこと、またその期限を書き出しましょう。
メールなどで業務を引き受ける場合は、メールに気付いたその瞬間に追加しましょう。
ワーママは忙しすぎて記憶が飛びかち…すぐにリストに追加するのが大切です!
作成したToDoリストをもとに、業務順序を考え、その日にすべき業務を進めると、無駄なく漏れなく業務を進めることができました。
作業の分類
集中力を必要とする作業と、単純作業とで作業を分類し、無駄なく業務を行いましょう。
たとえば、集中力を必要とする作業を、眠くなりやすい13時頃に取りかかると、余計に時間が掛かってしまうかもしれません。
作業の特性を把握し、業務順序を工夫することで、仕事を効率的に進められます。
こうした業務効率をあげる取り組みのおかげで、今何をすべきか、今日中に何を終わらせる必要があるかが整理され、限られた時間内で集中して仕事ができるようになりました。
この小さな積み重ねのおかげで、日々保育園のお迎えなどの限られた勤務時間内で業務を完了できるようになりました。
心身ともに疲れすぎている
産前と産後では、仕事以外にも子どものこと、家のこと、やらないといけないこと、考えることは爆増しますよね。
土日も自分のリフレッシュのためだけには使えません。
心身ともに疲れすぎという方は多いのではないでしょうか。
では、心身ともに疲れすぎないよう、どのように工夫するかをご紹介します。
家事や育児でも、ToDoリストを作成する
仕事だけでなく家事や育児も、何をいつまでにやらないといけないか、正確に把握できていないと、『やることがいっぱいなのに全然できてない!』と精神的にストレスを感じませんか?
私は毎週末に、家事・育児でもToDoリストを作成し、週末にやるべきことはなにか、全体像を把握した上で実施するようにしました。
予定通りできると『ちゃんとこなせた』と達成感があり精神的にプラスに働きます。
また、漫然とやるより効率的に進められるため、結果として休んだりリフレッシュしたりする時間が生まれます。
睡眠時間を確保する
仕事に育児にと多忙を極め、ついつい睡眠時間を削ってしまっていませんか?
睡眠を十分にとれば、心身ともに驚くほどリカバリーされます。
ロングスリーパーでのフルタイム勤務も、以下の記事でまとめていますが、十分可能なんです。
ロングスリーパーなフルタイムワーママの1日のスケジュール
1日のスケジュールを見直して睡眠時間を意識的に確保し、心身の疲れをとりましょう。
オーバーワークしている
任される仕事を全部引き受けていませんか?
会社や管理者の采配が絶対とは限りません。
あなたの勤務状況やあなたの勤務時間にたいして、オーバーワークをしている可能性は大いにありますので、一度疑って、該当する場合には下記の方法を試してみてください。
上司に業務分担について相談する
まずは上司へ、『育児と仕事を両立しているが、業務量が多く自身および家族への負担が大きいため、業務分担を見直してほしい』と相談してみましょう。
有能な上司であれば、きっと相談に応じ適切な判断を下してくれることです。
ただし、部署として業務をパンパンに担当している場合には、あなたの業務を他の忙しい誰かに引き継ぐことになってしまいますよね。そんな場合は、次に記載する、人事への相談の方がベターかもしれません。
人事に業務分担について相談をする
上司への相談では解決が見込めないときには、人事に家庭の事情を話した上で、『負担の少ない部署に異動したい』ということを、相談してみましょう。
職場に不満があるとき、転職される方も多くいらっしゃいますが、転職は心身ともに負担が大きくなりがちです。社内異動で解決できそうな場合には、まずは人事に相談してみることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
産前の自分のように、仕事をこなしていけない自分が情けない、同僚に抜かされるのが悔しい…
そんなもやもやを抱えている方に、本記事が少しでもお役にたてると嬉しいです。
業務の進め方、働き方を少しずつ工夫し、少しでも楽しく前向きに仕事を進められるよう、一緒に頑張りましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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