子育てもしたいし、キャリアも築きたい。
そんな方にとって、いつ子どもを産むかは非常に悩ましい問題ですよね。
特に、若手社員と呼ばれる時期(概ね入社1~5年目、23歳~27歳)に出産する場合、社内でのロールモデルも少なく、その後の働き方等、何かと悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大卒で入社3年目(25歳)に妊娠し、入社4年目(25歳)で出産・休職し、復職後に同期を抜いて昇進した筆者が、
- 若手社員のうちに妊娠・出産するメリットはあるのか?それを活かしたい。
- 若手社員で妊娠・出産した場合、その後どうやってキャリアを築けばいいのか?
- 若手社員で妊娠・出産した場合、キャリアを築く上での注意点
の3つについて、筆者の実体験をもとにご紹介していきます。
25歳で妊娠・出産した私のキャリアの築き方
若手社員のうちに妊娠・出産するメリット
私が第一子を出産したのは25歳(入社4年目)でした。
厚生労働省が調査した2021年の人口動態統計(概数)によると、第1子出生児の母親の平均年齢は30.9歳です。
世間と比較し若いうちに妊娠・出産をした私が感じた、若手社員のうちに妊娠・出産するメリットは、「体力がある」、「2人目以降のタイミングを自由に選べる」の2つです。
体力に関しては、子育て(妊娠時の体調不良や出産そのもの、子どもの世話等)についてもそうなのですが、復職後の幼子の育児と仕事の両立には、物凄い体力が求められると日々実感しています。
一時期、3歳の子どもの世話・家事をしながら朝6時に出勤し夕方18時に帰宅する生活をしていましたが、さすがに倒れそうでした。
正直にいって、これを35歳でこなせる自信はありません、、
2人目以降のタイミングに関しては、私は1人目の様子や仕事等、総合的に考え4歳差としましたが、それでもまだ29歳。望めば3人目も、年齢的には無理なく出産できるかと思います。
1人目を早めに産むことで、その後に妊娠を望んだ場合にも、自分たちのタイミングをとれることも、大きなメリットだと思います。
ただし会社員としては、経験不足のまま休職するため、復職後は限られた時間内で業務を学びながらこなし、それなりの成果を出していかなければならないので、やはりある程度一人前になってから妊娠・出産した方が、負担は少ないと感じています。。
若手社員で妊娠・出産した場合のキャリアの築き方
仕事は、量より質を意識する
子どもの保育園への送迎に伴う時短勤務・フレックス勤務や、子どもの体調不良に伴う欠勤等、子育てをしていると、どうしても周囲に比べ勤務時間は制限されてしまいます。
そのため私は、周囲に比べ担当業務が少ない状況でした。
あれ、これって窓際社員…?社内ニート…?
社内ニート状態から抜け出した方法は下記の記事にまとめています◎
そこで私は、担当業務については第一人者と呼ばれるよう徹底的に詳しくなること、また、できるだけ成果が分かりやすい(コストメリットが大きい等)業務で、目標通り成果を出せるよう特に集中することを意識して業務しました。
2年が経過した現在は、当時の担当業務の統括的なポジションについています。第一人者と呼ばれるよう詳しくなろう、といった思いが実を結び、社内での自分の居場所ができました。
成果はしっかりアピールする
上司や人事との面談時には、自分の頑張り・成果をしっかりアピールするよう意識しました。
ちゃんと自分でアピールしなければ、誰もあなたの頑張りには気付いてくれません。。。
私の場合は、下記のようにアピールします。
- 目標設定時点で、具体的な目標(○円のコストメリットを○月までに達成する、等)を立てる
- 成果確認時点で、具体的な成果(○円のコストメリットを○月までに達成できた、等)を報告する
- ○○な仕事を経験してみたい、○○の資格を取得したい・した等、意欲的に取り組んでいることをアピールする
目立った成果(大きいコストメリット等)でなくて、地味なものでもいいんです。
地道な業務の先にどんな成果があるのか、まずは自分の頭の中で整理し、それを上司との面談の場で活用しましょう。
成果をしっかりとアピールすることで、「勤務時間に対する成果で考えれば、優秀な社員」という評価に繋がります。
業務+αの取り組みを意識する
業務時間が限られている以上、進められる業務の量は限定されてしまいますし、いくら量より質といっても、限界がありますよね。
そこで、私はキャリアアップのため業務に関連する資格の取得を目指しました。
結果、一次試験は合格しましたが二次試験で落ちましたw
結果としては資格取得なりませんでしたが、知識はつきましたし、業務目標として会社にも資格取得を目指していること申告していたので、「やる気はある」と(きっと)思ってもらえたと思います。。
資格を取得すればその分知識がつきますし、資格手当による給与アップや、人事評価向上が狙えます。
ワーママ生活にある程度慣れた方は、子育て・仕事両立のバランスを崩さない範囲で、業務+αの取り組みをすることをおすすめします。
とはいいつつも、資格取得はハードルが高いし、他に何をすればよいのか分からない…
そんな方には、まずは【Schoo(スクー)】など、オンラインで幅広い内容(管理部門やプログラミング、マネジメント等)の授業を受講できる媒体を使って、知識見識を深めていくことをおすすめします。
私も現在、皿洗い等家事をしながら利用していますが、月額980円で、資料作成方や業務効率化、トレンド記事など仕事に直結する内容を学べ、仕事にも活かせています。
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若手社員で妊娠・出産した場合、キャリアを築く上での注意点
周囲の配慮への感謝を忘れない
復職後の仕事、正直に言ってとにかくしんどいです。
時短勤務・フルタイム勤務問わず、朝起きた瞬間から夜寝る瞬間まで、一息つく間もなくずっと動きっぱなしの生活になると思います。
子どもを少しでも早く迎えに行きたくて、ついついお昼休みまで働いてしまうんですよね。。
しかしながら、若手社員で妊娠・出産した場合、周囲の上司や先輩社員は、半人前なあなたの教育指導をして、くわえて働き方に制限(時短勤務、子どもの体調不良による欠勤など)があるあなたのフォローもして、と多大な負担を請け負ってくれています。
ついつい自分自身が大変すぎて周りが見えなくなりがちですが、周囲にはしっかりと感謝をし、それを伝えていきましょう。
周りと比べず、マイペースで
産前は自分よりも仕事ができないと思っていた同僚が、復職したらすごく仕事ができるようになってる。いま、一番仕事ができないのは、私?
同僚や後輩よりも仕事ができないのに、入社年度で一括りにされ辛い。
若いうち、入社年度が浅いうちに出産を経験すると、上記のような悩みは付き物だと思います。
とはいいつつも、実際問題、仕事に全力を注ぐ同僚と同じレベルで仕事に時間を割くことは不可能です。
だから、同僚と比較すること自体、無駄なのです。
子育てに支障が出ない、限られた勤務時間内に全力を注ぎ、あなただけのキャリアを築いていくしかありません。
あなたのキャリアの築き方は、他のどの同僚とも異なる、唯一無二のものだということを忘れないでください。
まとめ
現在、出産後も女性が復職し働き続けることが当たり前となっています。
しかしながら、そんな風潮が始まって、まだたったの15年程しか経っていないんです。
そのため、まだまだロールモデルとなる人は少なく、特に出産時期や雇用形態、職種等、様々な条件で自分と同じ方は見つからず、ひとりひとりが手探り状態で日々をこなすことになりがちです。
孤独で、周囲には共感してもらえる人も少なくて…ついつい諦めて(辞めて)しまいたくなりますが、子育てにはお金がかかりますし、一度辞めてしまったら、なかなか同等以上の条件で働くのは難しいです。
そのため、できる限り、仕事を諦めたくない・キャリアを築いていきたいですよね。
同じ悩みをもつ方に、本記事が少しでもお役にたてればとても幸せです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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